ここでは、派遣の仕組みを見ていきます。
Q1:そもそも派遣って何?
労働派遣では、派遣労働者(派遣スタッフ)は派遣元(人材派遣会社)と雇用関係を結ぶため、賃金は派遣会社から支払われますが、実際に働くのは派遣先の企業で、仕事に関する指揮・監督は雇用主である人材派遣会社でなく、この企業から受けることになります。派遣先の企業は人材派遣会社と労働者派遣契約を結び、これに基づき、スタッフを企業に派遣しています(図A)。また、労働派遣業を行う人材派遣会社は、都道府県の労働局に許可を受けなければなりません。求人情報などに、一般人材派遣事業免許:般 xx-xx-xxxxと明記されている会社は、許可を受けている業者です。
これに対して、正社員、アルバイト、パートの雇用関係では、労働者が雇用主と直接労働関係を結びますから、雇用主と働く企業は同じです。また、請負契約(アウトソーシング)によって行われる労働の場合は、労働者(スタッフ)は請負業者と雇用関係にあり、スタッフは請負業者の指示・管理の下に働くという意味で、派遣とは異なっています(図B)。


Q2:派遣のメリット・デメリット
ここで、派遣勤務を正社員と比べた場合のメリットとデメリットについて考えてみましょう。
Q3:派遣の雇用契約はいつから?
実際に派遣スタッフが人材派遣会社と雇用契約を結ぶのは、派遣先が決まってからです。登録しただけでは契約は発生しません。
Q4:派遣社員の社会保険の適用は?
派遣元は派遣先に労働者が健康保険、厚生年金保険、雇用保険の被保険者になったことについて、労働省令(労働者派遣法施行規則)に基づいて通知する義務を負うことになりました。
Q5:紹介予定派遣とは?
将来的に企業が派遣スタッフを直接雇用する「予定」がある派遣を、紹介予定派遣といいます。紹介予定派遣の派遣期間は6ヶ月以内で、働き始める前に、紹介予定派遣であることが明示されます。派遣先企業は契約期間中に派遣スタッフの能力や技能が、直接雇用するのにふさわしいかどうかを見極めます。また、派遣スタッフも派遣先の仕事が自分に合うかどうかを見ることができます。2004年の労働者派遣法の改正で、人材派遣会社は、派遣の契約期間が終了する前でも、直接雇用の紹介ができるようになりました。
